杏林大学図書館では様々な電子リソース(電子ジャーナル、電子ブック、データベース等)を導入し、杏林学園内の研究・教育活動の支援を行っています。この電子リソースを利用する際には著作権法や提供元の定める利用規約・利用条件を遵守する必要があります。万が一、規約や条件に違反する利用がなされた場合、一個人の違反行為であっても、ペナルティとして学園全体の利用が停止となり、本学の研究・教育活動に重大な支障をきたします。
どの電子リソースも下記4点に留意しながら利用してください。
- ①著作権法や出版者が許可した範囲で利用する
- ②一度に大量のダウンロードは禁止
- ③画面表示もダウンロード
- ④利用は本人のみ
具体的な利用注意点
① 著作権法や出版者が許可した範囲で利用する
電子リソースは、著作権法により保護されています。個人利用以外の目的で使用する、内容を複製・頒布ないし改変するなどの行為は著作権の侵害となります。
② 一度に大量のダウンロードは禁止
電子リソースはパソコンやタブレットなどデバイス上でのオンライン利用を想定していますが、利用者は、個人の教育・研究等の目的や必要な範囲内に限り、内容を保存または印刷できます。その場合、文献の収集等を目的に利用の範囲を超えて大量のデータをダウンロードする行為は禁止されています。
電子ジャーナル | 「雑誌1冊の半分を超えない程度まで」を目安にしてください。1号全てを保存・印刷することは著作権法違反です。また、提供元でダウンロードできる件数、容量が記載されている場合はその規約・条件を守ってください。 |
電子ブック | 図書全体の2割を超えない範囲を目安にしてください。1冊全てを保存・印刷することは著作権法違反です。また、提供元でダウンロード・印刷できる量が記載されている場合はその規約・条件を守ってください。 |
データベース | プログラムなどを用いた機械的な検索は行わないようにしてください。また、多人数での同時アクセスが不可となるデータベースも多いため、授業や講習会で利用をご希望の場合は事前に図書館にご相談ください。 |
ブラウザのリンク先読み機能(閲覧中にバックグラウンドでページ内のリンクへのアクセスが繰り返されること)はオフにし、意図しない大量ダウンロード/大量アクセスが発生しないようご注意ください。
③ 画面表示もダウンロード
電子リソースの利用では、パソコン本体やUSBメモリにPDFファイルの保存をしなかったとしても、HTMLやPDFファイルを画面に表示させることをダウンロードとみなします。②に記載したリンク先読み機能にもご注意ください。
④ 利用は本人のみ
電子リソースに関するIDおよびパスワードを他者に教えたり譲渡したりすることは禁止されています。共用のパソコンにIDとパスワードを保存することも譲渡にあたります。IDやパスワードは厳重に管理してください。また、ダウンロードしたコンテンツを他の人と共有したり譲渡したりすることも禁止されています。
リモートアクセスの利用制限
リモートアクセスはシステム上の制限が設定されています。
- ・username/passwordを一定回数間違えると、そのusernameはブロックされます。15分経過してからアクセスしてください。
- ・ダウンロードが15分で100MBを超えると違法アクセス制限が適用されます。120分が経過するまでリモートアクセスはご利用になれません。
不正利用への対応
不正利用が発覚した場合は、当該利用者の電子リソースの利用制限や停止をいたします。また不正利用により、杏林学園またはサービス提供者等に損害が生じた場合、図書館はその利用者に対して損害賠償を求めることがあります。