平安時代を代表する文学作品が絵巻としてよみがえる展示を開催いたします。
期間中は、日本文学の傑作である『源氏物語絵巻』(複製)と『紫式部日記絵詞』(複製)を通して、平安貴族の物語世界や文化に触れる機会を提供いたします。
2024年度の大河ドラマ『光る君へ』では、紫式部の生涯が取り上げられます。本展示を通じて、ドラマの題材ともなる『源氏物語』や紫式部の世界観を深く味わいませんか?
1. 『源氏物語絵巻』 (複製)
『源氏物語』の名場面を描いた絵巻を展示期間を通してご覧いただけます。
前半展示 :柏木(三)の場面
悲恋が描かれる名高い場面に焦点を当てています。
後半展示:橋姫の場面
新たな世代に引き継がれる物語の転換点をお楽しみください。
※前期は2025年3月2日まで、後期は2025年3月3日から4月30日までの予定です。
2. 『紫式部日記絵詞』 (複製)
紫式部が仕えた藤原彰子の宮廷生活の一端を、敦成親王の五十日の祝いの場面を通じてご紹介します。
展示作品の現代語訳と解説は、外国語学部の河路由佳特任教授が手掛けております。
また、紫式部や和泉式部をはじめとした百人一首に選ばれた歌人や、和歌を介した藤原彰子との繋がりについても併せて紹介しておりますので、平安時代の文学と人々の交流に思いを馳せていただけます。
展示は2025年4月30日(水)まで行います。
関連図書も展示していますので、ぜひ手に取ってみてください。
(関連図書リストはこちら)
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。