投稿日時: 2025/04/25
杏林大学管理者
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■□■杏林大学図書館ニュース■□■ 第47号 2025.4.25配信
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□Contents□
■ご挨拶■
■図書館からのお知らせ■
■お勧め図書■
■教員のひとりごと■
■編集後記■
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■ご挨拶■
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2025年度ご入学・ご入職の皆様、はじめまして。
昨年度よりご覧の皆様、いつもありがとうございます。
杏林大学図書館からメールマガジンをお届けします。
図書館からのお知らせや本のご紹介、図書館員・教職員のエッセイなどを掲載して毎月25日に配信しています。
興味を持っていただけたら、次はぜひ図書館にも足を運んでください。
それでは、メールマガジン47号のスタートです。
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■図書館からのお知らせ■
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・図書館ホームページをご活用ください
図書館ホームページでは開館カレンダーやお知らせが見られるほか、電子ジャーナル、データベース、蔵書検索などの各種サービスをご利用いただけます。
・図書館は連休中も開館しています
医学図書館は9:00から22:30まで、井の頭図書館は9:00から17:00まで、連休中も変わらず開館します。
詳しくは開館カレンダーをご覧ください。
・学生証・職員証・入校証の携行について
図書館では、入館および資料・施設の貸出手続きに学生証、職員証、入校証が必要です。
ご来館の際は、忘れずにお持ちください。
・ASMジャーナル投稿料割引のご案内
杏林大学所属の皆様は、American Society of Microbiology(ASM)の3誌について、2025年中に投稿される場合、投稿料の割引を受けることができます。
詳細は以下のお知らせをご覧ください。
・[大学所属者限定]日経BP記事検索サービスリニューアルのお知らせ
大学所属者の方のみご利用いただける日経BP記事検索サービスがリニューアルいたします。
本学では、4月28日頃にデータベースリストなどに記載されているURLを変更いたします。
なお、旧サイトと新サイトでは収録タイトルや収録範囲が異なります。
詳細は以下のお知らせをご確認ください。
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■お勧め図書■
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(資料ID:0016482853 / 請求記号:913.6:N26)
この本を手にしたあなたは、家族と愛の形についてどのようなイメージを抱くでしょうか。
今回紹介する「星を編む」は2023年に本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』の続編で、三つの短編で構成されています。
一話目の「春に翔ぶ」では、研究者の道を諦めた高校教師・北原草介と、父親の重圧から逃れたいと願う高校生・明日見菜々の交流が描かれます。
前作で一人娘の結を育てながら、複雑な家庭環境にある櫂と暁海を優しく支える北原先生の印象が強かった読者にとって、この過去を描いた物語は、「こんな葛藤を抱えていた時期もあったのか」と、先生の新たな一面を知る機会となるでしょう。
二話目の「星を編む」では、漫画原作者・小説家となった櫂を担当する小説編集者・二階堂絵理と、漫画編集者・植木渋柿が、櫂の作品を世に送り出すために奔走する様子が描かれています。
仕事と家庭の両立に苦悩する絵理の姿は、男女平等が謳われる現代社会に重なるものがあると感じられるのではないでしょうか。
三話目の「波を渡る」では、時を経てさらに年を重ねた北原先生と暁海が、それぞれの人生の終末へと向かう姿が描かれています。
共に傷を抱え生きてきた二人だからこそ築けた、切なくも温かい関係性に、私は深い感動を覚えました。
前作『汝、星のごとく』を読了された後に『星を編む』を読むと、登場人物たちの成長や変化をより深く感じることができます。
井の頭図書館にお立ち寄りの際は、ぜひ手に取ってみてください。(大)
☆貸出状況はこちらから↓☆
『星を編む』
『汝、星のごとく』
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■教員のひとりごと■ 30年ぶりの中国・西安
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2025年1月半ば、中国の西安交通大学日本語科の張文麗先生からメールが届いた。
日本語科成立40周年の式典に西安へ「戻ってきて」ください、とあり、私の心は30年あまり前の西安に引き戻された。
私は1991年の夏から1年間、ここで教えたのだ。
日本語教師となって3年目、職場を一年間休職しての赴任だった。
1年生、2年生の「日本語」と4年生の「日本文化」などを担当した。
1クラス16、7名、みな熱心だった。
西安は、古来日本人が憧れた長安の都で、楊貴妃ゆかりの華清池、空海ゆかりの青龍寺、そして秦始皇帝陵、兵馬俑坑など魅力的な史跡がたくさんある。
キャンパスの北門向かいの興慶宮公園は、玄宗皇帝の興慶宮の跡地で、李白の像や阿倍仲麻呂の記念碑がある。
西安交通大学のキャンパスの一角では昔、白居易が暮らしていた。
1991年の中国は日本との経済格差が大きかった。
黒板に教壇、学生の机と椅子だけの教室で、教科書と板書だけで授業を進めた。
学生たちには早朝から教室で教科書を音読して覚える習慣があり、休日も部屋に遊びに来たり、街を案内してくれたりした。
日本語の上達は早かった。
3月28日、33年ぶりに西安へ。
西安咸陽国際空港は想像以上に大きかった。
ボランティアの大学院生に迎えられ、高速道路を車で西安交通大学南洋ホテルへ向かい、ホテルでは14階の広い部屋に案内された。
昔、私が暮らした外賓楼とは比べ物にならない豪華さだ。
当時の面影はなく、「戻ってきた」気がしなかった。
翌3月29日に大学の大ホールで式典が行われた。
会場に近づくと、すでに100人を超える卒業生の再会を喜ぶ姿があった。
私を見つけて、両腕を広げて走ってくる一群は、当時の一年生で、勢いよく抱きついてきた。
会場には、当時の2年生、4年生もいて、3年生の見知った顔もあった。
当時20歳前後のみんなが50代になったが、すぐにわかった。
「戻ってきた」という実感が湧いた。
式典では祝辞を述べ、先生方や卒業生のお話もあって盛り上がり、夜はパーティーで、旧交をあたためた。
みんな立派になって豊かに幸せに暮らしているようだった。
そして31日月曜日。
現在の2年生を対象に、参加型の授業「短歌ワークショップ」を実施した。
教室は正面の壁一面がプロジェクターをはめ込んだ電子黒板で、学生の机つきの椅子は背の色が赤、青、黄と鮮やかだった。
1クラス12名と少人数で、学生の様子は、日本の学生に似ていると感じた。
かつての学生たちの吸いこまれるような眼の輝きは、穏やかな光に変わり、リラックスして話してくれる。
今の豊かな中国の学生たちである。
経済格差はない方がいいに決まっている。
西安の30年は長かった。
あなた方には信じられないような昔の西安を私は知っている、と秘かに思った。(河路由佳)
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■編集後記■
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外国語学部の河路特任教授より、30年の時を超えた心温まるエッセイをご寄稿いただきました。
激変した西安の様子に驚きつつも、変わらぬ絆を感じる喜びが伝わり、情景が目に浮かぶようです。
今号のお勧め図書でご紹介した物語もまた、登場人物それぞれの喜びや葛藤、そして未来への希望が繊細に描かれています。
過去と現在が交錯する感慨深いそれぞれの世界観が、皆様にお届けできたでしょうか。
ご感想などございましたら、ぜひ図書館までお寄せください。
それでは、次号もお楽しみに。(笹)
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