杏林大学図書館ニュース

杏林大学図書館ニュース第28号(2023.9.25)

投稿日時: 2023/09/25 杏林大学管理者
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■□■杏林大学図書館ニュース■□■ 第28号      2023.9.25配信

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□Contents□
■ご挨拶■
■図書館からのお知らせ■
■お勧め図書■
■教員のひとりごと■
■編集後記■

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■ご挨拶■
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長く暑い夏が終わってようやく秋の気配が感じられるようになりました。
猛暑に次ぐ猛暑でしたが夏の疲れが出てはいませんか。
心と体に栄養をたくさんとって元気をチャージしてください。
図書館は今日も皆様をお待ちしています。


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■図書館からのお知らせ■
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・短縮開館・臨時休館のお知らせ
[医学図書館]
三鷹キャンパスの電気設備点検のため、9月30日(土)は17:00閉館、10月1日(日)は休館となります。
[井の頭図書館]
休日授業日のため、10月9日(月祝)は9:00~19:00開館です。
また、入学試験実施による井の頭キャンパス立ち入り規制のため、10月15日(日)は休館となります。
開館カレンダー、詳細はHPをご覧ください。

・学生対象長期貸出図書の返却期限について
夏の長期貸出は返却期限が過ぎています。
どちらの図書館でも返却していただけますので、まだ手元にある方は延滞期間が長くならないようお早めにご返却ください。

・[医学図書館]受入図書紹介はじめました
医学図書館で受け入れた図書のカバーや帯を展示してエントランスで紹介しています。
見逃していた本、気になる本に出会えるかもしれません。

・[井の頭図書館]南側ゲートからの退館が可能となります
9月26日(火)より南側ゲート(エレベータ前)からの退館が可能となります。
学生証、職員証、入校証をゲートにかざして退館してください。

・[井の頭図書館]鈴木孝夫先生関連展示
言語学者で本学に在職されていたこともある故・鈴木孝夫先生に関連した展示を井の頭図書館2F展示スペースで10月から行います。
先生にご縁のある教職員のメッセージやご遺族からお借りした資料を展示いたします。
来館の際はぜひご覧ください。


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■お勧め図書■ 
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(資料ID:0010422806 請求記号:QV55:Ku93)

以前勤めていたN医科大で医療事務の研修を受けていた時のことです。
博識でちょっと変わった指導教官から薬の名前の命名法について聞き、びっくりした覚えがあります。
曰く、販売名は化学構造に基づいて付けられているとは限らない、例えば睡眠薬のネルボンは「ボンって寝るからネルボン」だと。
そういってS本さんはごはん用の空のどんぶりになみなみとお茶を注ぎ、笑ったのでした。
bonはフランス語で「良い」の意味、ネルは日本語の「寝る」!?
以来、ネルボンの名前は、S本さんが指導の合間々々にガブガブ飲まれたどんぶりのお茶と共に忘れられない記憶となっています。

そんな私の記憶をリマインドしたのが本書です。
「ネルボン」の記載がないのが残念ですが、薬名に関する目からウロコの情報が満載。
「ザクロから生まれた薬」「人を裁く豆」「ポビドン?ポピドン?」など、興味をそそるタイトル・エピソードが目白押しです。
著者は東京大学薬学部卒の現在武蔵野大学薬学部教授。
難しい薬名を学生に楽しんで覚えてもらいたい。
薬の名前の由来や意味、誕生譚への思いが高じてYouTubeチャンネルまで開設した著者の熱意あふれる一冊。
一度手に取ってみませんか? (Y)

☆貸出状況はこちらから↓☆


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■教員のひとりごと■ チャレンジ
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最近読んだ本の中で印象的だったのは「チャレンジ」というお題で書かれた臨床心臓病学で有名な循環器内科医の高階經和先生(御年94歳)の著書(毎日新聞出版、2023年5月発刊)である。
チューレン大学で医師として活躍後、日本での臨床心臓病学の普及に尽力する中、ジョージタウン大学のハーヴェイ教授の作成した心臓聴診の模型「ハーヴェイ君」を超える心臓シミュレータを作成しようとした、
20年以上に及ぶ経緯や出会った人々とのエピソードが綴られている。
高階先生はかの有名な心臓聴診の模型「イチロー君」を作りあげ、臨床医学の発展に尽力してこられ、そのイチロー君は当院の医学教育学のお部屋にもあったと記憶している。
最近、パソコンを利用した仮想空間シュミレータ「ipax」*や「聴くゾウ2」**(株式会社テレメディカ製作)という新たな医学教育ツールの心音を高階先生が、
肺音を小生が監修する機会を頂いたことが本書を読むきっかけであったが(聴くゾウも当院に導入されている)、強烈なパッションで困難に立ち向かい協力者との出会いを経て、作り上げたのがイチロー君ということを知った。
ちなみに野球選手のイチローがメジャーリーグに出る前に命名されたそうだ。
杏林でのパッションのある医学教育者は退官された呼吸器内科の後藤元教授や循環器内科の佐藤徹先生だと思うが、著書内での高階先生の理念を、ありがたい教えとしてここに共有したい。
1.活動的であれ(be active)
2.忍耐強くあれ(be patient)
3.思慮深くあれ(be thoughtful)
4.正直であれ(be honest)
5.謙虚であれ(be humble)
6.協調性を持て(be cooperative)
7.時間を守れ(be punctual)
8.創造性を持て(be creative)


(呼吸器内科 皿谷 健)


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■編集後記■
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パッションある話が続きました。
かく言う皿谷先生もパッションある方だと思います。
医学部学生の皆さんの中には、学生の体に骨や肺の位置をペンでマーキングし、体表から肺の位置がわかるようにレクチャーする、皿谷先生オリジナルの指導を体験された人も多いのではないでしょうか。
共有したいとご紹介された高階先生の理念を胸に、メールマガジン読者の皆様にも杏林での時間を有意義に過ごしていただきたいです。
図書館もそのお手伝いができますように。
チャレンジ : My Challenge / 高階 經和. -- 毎日新聞出版, 2023.』は近日中に医学図書館の書架に並ぶ予定ですよ。
ではまた次号をお楽しみに。(清)


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