杏林大学図書館ニュース

杏林大学図書館ニュース第51号(2025.8.25)

投稿日時: 2025/08/25 杏林大学管理者
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■□■杏林大学図書館ニュース■□■ 第51号      2025.8.25配信

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□Contents□
■ご挨拶■
■図書館からのお知らせ■
■お勧め図書■
■図書館員のひとりごと■
■編集後記■

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■ご挨拶■
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気づけば8月も下旬となり、キャンパスにも少しずつ活気が戻ってきているようです。
皆さんはどのような夏休みを過ごされましたか?
図書館は、皆さんが集中して学べる場所として、いつでも開館しています。
新学期に向けて、もう一度じっくりと本と向き合いたいときも、どうぞお気軽にご利用ください。


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■図書館からのお知らせ■
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・学生対象長期貸出図書の返却期限にご注意ください
夏休み中の長期貸出を利用している学生の皆さんに返却期限のお知らせです。
お手元の図書の返却期限日を必ずご確認ください。
 ・医学図書館所蔵の図書:9月18日(木)
 ・井の頭図書館所蔵の図書:9月24日(水)
返却はどちらの図書館でも可能です。
各図書館のカウンター、またはブックポスト/返却口にお返しください。
借りている資料の一覧はこちらから

・[井の頭図書館] 文庫の配置場所変更のお知らせ
井の頭図書館では、3階文庫コーナーに配架のうち、文学・小説など請求記号が900番台の資料の配置場所を変更しました。
新しい配置場所は、AV資料棚の手前側です。
ご不明な点がございましたら、お気軽にカウンターまでお問い合わせください。

・[井の頭図書館] 9月23日は9:00~19:00で開館します
9月23日(火祝)は井の頭キャンパス休日授業日のため、開館時間は9:00~19:00です。
授業の前後にどうぞご利用ください。

・[井の頭図書館] 馬田啓一賞課題図書展示
井の頭図書館2階では、「2025年度総合政策学部馬田啓一賞」の課題図書を展示しています。
ぜひこの機会にご覧ください。
応募締め切りが9月30日(火)と迫っています。
総合政策学部の学生の皆さんのご応募をお待ちしております。
詳細はこちらからご確認ください。


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■お勧め図書■
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(資料ID:0014400246 / 請求記号:913.6:H55)

祈れば願いが叶う木、もしそんなものがあったら、みなさんはなにをお願いしたいですか?

お金持ちになりたい、あの人と結婚したい、おいしいご飯が食べたい、きっといろいろな願い事があると思います。
中にはずっと言えなかったことを伝えたい、そんな願い事もあるかもしれませんね。

さて今回紹介する本では、不思議な伝説を持ったクスノキの管理を、主人公・直井玲斗が引き受けるところから物語が始まります。
不当に解雇された恨みから行った職場への窃盗未遂で留置場にいた主人公。
そこで叔母を名乗る女性・千舟から、助ける条件として頼まれた仕事がクスノキの番人でした。
いわく、月郷神社のクスノキには誰でも自由にできる昼の祈念と予約制の夜の祈念があり、夜は祈念者以外を入れてはいけない、とのこと。
それ以上の事は説明されないまま始まった番人の仕事中、境内で出会った女性・優美とともに彼女の父親がクスノキに何を祈っているのか調べる事になる主人公でしたが・・・。

「とにかく生きていければいい」と考えていた主人公が、クスノキの番人という役割を通して、人々の記憶や家族のつながりに触れていく、どこか不思議であたたかい物語です。
少しずつ成長していく主人公と物語の最後に明かされる千舟の本心。
不器用な二人のその先を、ぜひお手に取って確かめてみてください。(あ)


☆貸出状況はこちらから↓☆


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■図書館員のひとりごと■ 未来のヒーローたちへ
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みなさんは「警察」と聞いてどんなことを思い浮かべるだろうか。
パトカーや白バイをイメージする方、事故や事件に奔走する姿を思う方、道を尋ねたなど身近な出来事が浮かぶ方色々だろう。
わたしはというと少し変わった出来事で警察を呼んだ経験がある。

不審物が爆発する事件が相次いだ頃のことだ。
帰宅すると隣のおばあちゃんがわたし宛の荷物を預かっているという。
大きめの菓子箱サイズの箱だったが包装されてなく送り状の貼付もない。
心当たりも宛名もない荷物。つまり不審物だ。

「小さい子どもがいるあんたに何かあったらいけない」とおばあちゃんが言う。 
「赤の他人のおばあちゃんに何かあったら困る」とわたしが言う。
どちらが開けるかで揉めたあと大げさかと思ったが結局警察を呼ぶことになった。

やってきた警察官は箱を手にすると、ためつすがめつ調べた後「開けるので離れてください」とわたしたちを遠ざけた。
箱は難なく開いた。
もちろん爆発は起こらなかった。
緊張が解けた中警察官が無線に話しかける声が聞こえた。
「えー、中身はちょうちん、ちょうちんです」

箱の中にはちょうちんと手紙が入っていて、差出人は葬儀屋さんだった。
新盆を迎える家にちょうちんを届けるサービスだったのだ(母が他界し半年後のことだった)。
無事に任務を果たした警察官の横で「ちょうちん」という平和でユーモラスな言葉におばあちゃんとふたり笑い転げた。

体力と精神力、勇気まで求められる警察官の仕事は並大抵ではない。
事故や犯罪はもちろん、ケンカの仲裁、ときに酔っ払いの相手まで。
大変な仕事にもかかわらず恨みを買うこともある何とも割に合わない職業だが、それでも警察官を目指す学生や社会人は大勢いる。
頼もしいかぎりだ。
あのときの勇敢な警察官を思い出しながら、社会と市民の安全を守る未来のヒーローたちに心からエールを送りたい。(ひ) 


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■編集後記■
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今回の「図書館員のひとりごと」は、不審物から一転「ちょうちん」という平和なオチにたどり着く、心温まるエピソードでした。
お勧め図書『クスノキの番人』も、主人公が人々の想いや家族のつながりに触れていく物語です。
両者に共通する「心温まる」というキーワードには、日々の生活の中にある小さな奇跡や人とのつながりを大切にしたいというメッセージが込められているのかもしれません。
本学からも多くの卒業生が警視庁に就職し、社会の安全を守るヒーローとして活躍しています。
私たちの日常を温かくしてくれる出来事と、未来のヒーローたちに改めて感謝の気持ちを伝えたいですね。
では、また次号でお会いしましょう。(笹)


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