投稿日時: 2023/06/26
杏林大学管理者
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■□■杏林大学図書館ニュース■□■ 第25号 2023.6.26配信
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□Contents□
■ご挨拶■
■図書館からのお知らせ■
■お勧め図書■
■教員のひとりごと■
■編集後記■
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■ご挨拶■
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長らく換気のため開放していた医学図書館内のガラス扉を閉めることになりました。
扉1枚ですが、集中できる静謐な空間が戻ってきたように思います。
梅雨から夏にかけて、大きな窓から見える緑に癒されるのも医学図書館の特徴です。
皆様のご来館を待ちつつ、メールマガジン6月号をお届けします。
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■図書館からのお知らせ■
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・【重要】粗悪な学術雑誌にご注意ください
ハゲタカジャーナルと呼ばれる、著者が支払う論文投稿料搾取が目的の粗悪な学術雑誌(predatory journal)にご注意ください。
InterAcademy Partnership(IAP)の提言や論文投稿の際のガイドラインなど詳細は下記お知らせをご確認ください。
・【医学図書館】AVブースを再オープンしました
感染対策でクローズしていたAVブースの利用を再開しました。
4席あるブースではDVD、CD、VHSが視聴できます。
ご利用の際はヘッドホンまたはイヤホンをご持参の上、カウンターでお申し込みください。
・【井の頭図書館】写真部の展示を開催中です
井の頭図書館2Fで写真部の展示を行っています。テーマは「日常」です。
ご来館の際はぜひご覧ください。
・[7/1~9/30]朝日新聞クロスサーチオプショントライアル
1945年以前の記事検索や英文ニュース検索、歴史写真アーカイブなど、通常は利用できないオプション機能をトライアル中です。
下記より詳細をご確認の上、この機会にぜひご利用ください。
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■お勧め図書■
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(請求記号:141.6:W37 / 資料ID:0014385918)
皆さんは「笑い」というものを不思議に思ったことはないですか?
同じことを言っても笑う人と笑わない人がいたり、男性はボケるイメージがあったり女性はそれを笑っているイメージがあったり。
今回ご紹介する本書では、人間が「笑う」ことや笑いの発生について、現代のお笑いや落語に触れながら50個の疑問にまとめられています。
例えば、「なぜオバサンたちは綾小路きみまろが好きなのか?」「漫才には、なぜ“ボケ”と“ツッコミ”が必要なのか」など、俗世とお笑いに切り込んで解説してくれています。
今までしっかり知らなかったけれど、そういうことだったんだと納得できる内容が満載です。
この本「解剖」とは謳っていますが、これは著者の大学の学生がつけたものなので、そんなに構えなくても平気です。
身近な笑いからお笑い芸人や落語家などの高度な「笑い」が載っていて、読んでいて全く飽きませんでした。
誰でも「そうか、なるほどね~」となるような内容なので是非お手に取って読んでみてください!(田)
☆貸出状況はこちらから↓☆
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■教員のひとりごと■ 西洋簿記150年
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2023年の今年は、西洋簿記が日本に伝わってちょうど150年になります。
これを初めて伝えたのは、近代啓蒙思想の巨人福澤諭吉です。
彼がアメリカの簿記教科書を抄訳した『帳合之法』(初編2冊、明治6年、第二編2冊、明治7年刊)により、表記法として0の導入、数字の3桁ごとのカンマ、簿記用語の解説などの新しい考え方が紹介されました。
しかし今では当たり前のことの「初め」であることがこの書物の本当の価値ではありません。
福澤はその原書に書かれている簿記技術に、彼の考えるこれからの「学問」の形を見出したのです。
彼は同時期に刊行された『学問のすすめ』(明治5年刊)で、特定の知識階層の中で囲われたそれまでの学問ではなく、人々の実生活に密着し活かされる学問(実学)こそが日本の近代化に資すると主張しています。
『帳合之法』に記された簿記は極めて初歩であるにも関わらず、後に刊行される高度な西洋簿記の翻訳書に比して本書が異彩を放っているのは、その前文に記された『学問のすすめ』の実学の精神が、単なる簿記解説書に止まらない価値を与えているからです。
そしてこの福澤の実学重視の思想のもと、門下生たちが西洋簿記を学ぶきっかけを得、あたかも伝道師の如く、ある者は官僚となり貨幣制度や銀行制度を作り、ある者は高等教育の簿記教師となり会計学を発展させ、ある者は実業界に入り日本経済を牽引する役割を果たしたのです。
(総合政策学部 原田奈々子)
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■編集後記■
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江戸時代が舞台の小説には時折「大福帳」が物語を作る小道具として登場します。
現代なら簡単に見抜けたであろう取引の穴を、切れ者の大番頭さんが見つけて大事を免れる。
そんなシーンは200年ほど前のフィクションとわかっていてもけっこうワクワクします。
西洋簿記が日本に伝わったのは「150年も前」なのか「まだ150年しか経っていない」なのか、改めて意識すると大変興味深いですね。
先日、娘が『13歳からの「学問のすすめ」』を課題図書として持ち帰りました。
一緒に読んで、実学の精神のエッセンスを認識したいと思います。(笹)
『13歳からの「学問のすすめ」 / 福澤諭吉著 ; 齋藤孝訳・解説. -- 筑摩書房, 2017. -- (ちくまプリマー新書 ; 284).』
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