杏林大学図書館ニュース

杏林大学図書館ニュース第49号(2025.6.25)

投稿日時: 2025/06/25 杏林大学管理者
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■□■杏林大学図書館ニュース■□■ 第49号      2025.6.25配信

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□Contents□
■ご挨拶■
■図書館からのお知らせ■
■お勧め図書■
■図書館員のひとりごと■
■編集後記■

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■ご挨拶■
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沖縄ではすでに梅雨が明け、他の地域でも梅雨明けが例年より早まる予報が出ていますね。
今年も厳しい暑さになりそうな予感です。
雨が降る日も、日差しが強い日も、図書館は皆さまが快適に過ごせる場所でありたいと願っています。
それでは、今月のメールマガジンをお届けします。


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■図書館からのお知らせ■
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・Policy Commons Open Collectionが利用できます
米国の政府機関からレポート、ブログ記事、ビデオ、ポッドキャストなどの「灰色文献」を救い出し、保存している貴重なデータベースです。
機関の閉鎖・縮小政策により消滅の危機に瀕した、疾病予防管理センター(CDC)や社会保障庁、環境保護庁、国立衛生研究所などの公文書を検索・閲覧できます。
このコレクションは2025年中はアクセス可能です。
データベースの詳細や利用マニュアルは下記URLからご確認ください。

・図書館利用ルール遵守のお願い
図書館を快適にご利用いただくため、皆さまにいま一度、利用ルールの確認をお願いいたします。
閲覧席、パソコン、およびその他施設には数に限りがあります。
お互いに譲り合い、気持ちよく利用できるようご協力をお願いいたします。
また、以下の行為はご遠慮ください。
・食事(井の頭図書館リフレッシュルームでは汁物以外は可能です)
・逆さにするとこぼれる飲み物の持ち込み
・閲覧席の長時間占有(席取りや、離席したままの長時間の利用など)
 ※私物の放置は紛失につながります。貴重品の管理には十分ご注意ください。
・井の頭図書館2階以外での会話や相談
・横になっての睡眠
詳細については、学生ハンドブック2025の図書館のページ(p.98~)もご参照ください。
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

・[医学図書館] 展示棚の位置が変わりました
AV資料棚の刷新に伴い、展示棚の配置を変更しました。
「あなたの世界を拡げるかもしれない一冊」は入館ゲートを入った左側に集約しました。
「新着展示」はカウンターに向かって左側に移動しました。
また、AV資料棚脇には新たに椅子2脚もご用意しています。
展示棚の資料をゆっくりとご覧いただく際などにご活用ください。

・[井の頭図書館] 7月21日は9:00~19:00で開館します
7月21日(月祝)は井の頭キャンパス休日授業日のため、開館時間は9:00~19:00です。
授業の前後にどうぞご利用ください。


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■お勧め図書■
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『逆ソクラテス / 伊坂幸太郎著. -- 集英社, 2020.』
(資料ID:0016465072 / 請求記号:913.6:I68)

「逆ソクラテスとは何だろう?」と思った人も多いのではないでしょうか。

ソクラテスは古代ギリシアの哲学者で、「無知の知(自分が知らないということを知っている)」という彼の哲学は有名です。
この『逆ソクラテス』では、そのソクラテスの考えと反対の「何も知らないということを知らない」をテーマに物語が綴られています。
全5編の物語は、一貫して小学生の目線で描かれているのが特徴です。

皆さん、小学生の頃を思い出してみてください。
小学生の頃はまだ知らないことの方が多く、先生や親など周りの大人の言うことが全てだと思い込んでいませんでしたか?
しかし、大人の方こそ先入観で物事を勝手に決めつけ、自分は何も知らないということを知ることができないのです。
子どもはまだ何も知らないからこそ、世の中の物事を素直に捉えることができるのでしょう。

私はこの物語にある先入観に気づくことができませんでした。
無意識のうちに人の見た目だけで人となりを判断してしまったり、その人がどう思っているか勝手に決めつけてしまったりしていたかもしれません。
それは、知らないことが恥ずかしいことだと思っているから、自分で勝手にイメージを決めつけてしまうのだと思います。
しかし、知らないことを恐れずにいたら、物事の本質に辿り着くことができるのではないでしょうか。
読んだ後、きっと何か大切なことに気づかされるはずです。(紅)
☆貸出状況はこちらから↓☆


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■図書館員のひとりごと■ 梅雨を過ごすこと
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幼いころは、梅雨が好きではなかった。

アスファルトの上を泳ぐように進むミミズ。
にわか雨に体が震える水泳の授業。

低い雲がずっと遠くまで続いている。
いつになったら校庭でドッジボールができるのだろう。
友人たちとじめじめとした気持ちを共有しながら、休み時間にはトランプで遊んでいた。

それから10年と少しが経った6月、私は北海道にいた。
本州で育った私は、当たり前のように梅雨が来る気持ちでいた。

しかし、傘の出番がやって来ない。
どうやら、私がいたオホーツク管内(いわゆる道東エリア)では、梅雨前線の影響が少ないようだ。
周囲の人と話しても、「梅雨なんてテレビの中の話だよ」と他人事である。
太陽に照らされながら過ごした6月、何度も散歩を楽しんだ。
次第に、私は梅雨のことを忘れていった。

本州に戻ってから初めて迎えた6月、やはり雨が降っていた。
天気予報では、「東京」の横に傘マークが並んでいる。

私は今までどうやって梅雨を過ごしていたのか、思い返してみた。
新調した傘を友人に見せびらかす学校への道。
屋外での活動の代わりに、床のひんやりとした廊下で筋トレをした部活動。
当たり前だと思って何気なく過ごしていた時間の中には、その時にしか過ごすことのできない貴重な思い出たちが確かにあった。

マイナスな部分しか見えないのならば、距離が近すぎているのかもしれない。
ほんの少しだけ離れてみると、プラスな部分が見えてくるかもしれない。
この2つの「かもしれない」を私は梅雨に学んだ。

大人になるということは、何かに慣れることなのか。
いつだって新鮮に季節の移ろいに魅力を感じ、日々を過ごしたい。

今は、梅雨が嫌いではないかもしれない。(杉)

つゆ 【梅雨・黴雨】
六月前後の、雨やくもりの日が多く現われる時期をいう。また、その時期の気象状況。
北海道を除く日本および中国の揚子江流域、朝鮮南部に特有のもの。ばいう。五月雨(さみだれ)。《季・夏》
(JapanKnowledge アクセス日:2025/5/9
日本国語大辞典第2版編集委員会ほか編『日本国語大辞典』第2版、小学館、2000年)


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■編集後記■
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「先入観」にとらわれがちである、という前提を受け入れると、物事の「本質」を見直すきっかけになるかもしれません。
今月のメールマガジンが示したように、日常の風景も少し「視点」を変えることで、新たな発見や価値が見えてくることでしょう。
ぜひ、図書館で、あなたにとっての新たな「気づき」に満ちた一冊や情報に出会ってみませんか。(笹)


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