投稿日時: 2021/10/25
杏林大学管理者
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■□■杏林大学図書館ニュース■□■ 第5号 2021.10.25配信
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□Contents□
■ご挨拶■
■図書館からのお知らせ■
■お勧め図書■
■図書館長のご一考願い■
■編集後記■
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■ご挨拶■
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急激に秋が深まり、涼しさを通り越して寒さを感じるようになりました。
医学図書館は建物が古いため、換気と暖房の両立が難しい季節がやってきます。
とはいえ、大閲覧室からはガラス越しの日差しと色づきはじめる葉を楽しむことができます。
秋の風景を観にぜひご来館ください。
それでは今月のメールマガジン、スタートです。
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■図書館からのお知らせ■
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・休館・短縮開館のお知らせ
【医学図書館】
11月11日(木)創立記念日のため休館
【井の頭図書館】
11月 3日(水・祝)井の頭キャンパスの電気設備点検のため休館
11月11日(木)創立記念日のため休館
11月12日(金)入学試験実施による井の頭キャンパス立ち入り規制のため18:00閉館
11月13日(土)~14日(日)入学試験実施のため休館
開館カレンダー、詳細はHPをご覧ください。
・11月3日(水・祝)図書館サービス停止
井の頭キャンパスの電気設備点検に伴い、図書館のオンラインサービス、および医学図書
館の一部サービスが停止となります。
詳細は下記HPをご覧ください。
・井の頭図書館 写真部 写真展開催中
11月末まで井の頭図書館2階にて、写真部展示「夏の思い出」を開催中です。
1枚1枚に撮影者のコメントもあり、非常に見ごたえのある展示となっています。
図書館に来館の際はぜひご覧ください。
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■お勧め図書■
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『臨床の砦 / 夏川草介著. -- 小学館, 2021.』
(請求記号 : 913.6:R45 / 資料ID : 0010406718)
「コロナ診療ってのは、誰もが秘密にしたがる傾向を持っている。
風評被害や近所からの嫌がらせを恐れて、個人も病院もやたらと秘匿したがる。
おかげで俺たちでさえ、どこの病院にどの程度の患者がいるのかさえ把握できていない。
その秘匿性が、この厄介な感染症への恐怖感まで見えにくくしているんじゃないかと思う」
現役の内科医でもある作家夏川草介の最新作は、コロナ診療の最前線で戦う医師たちのドキュメンタリー小説です。
舞台は病床数200弱の長野の公立病院。
感染症指定医療機関であることから地域のコロナ診療を一手に引き受ける立場に追い込まれたこの病院での、2021年初頭の一ヶ月間が克明に綴られています。
フィクションではありますがこの上ないリアリティを持って伝わってくる理由は、作者の実体験に基づいているからでしょう。
コロナ診療の現実、辛さ、孤立感、無力感。
作者を投影したと思われる主人公敷島を中心とした、医師たち、看護師たちの言葉が痛いほど心に刺さります。
武漢で発生した新型ウイルスのニュースを見た時、ダイヤモンドプリンセス号が横浜港沖で停留した時、どこか他人事と思わなかったでしょうか。
感染爆発という割に身近に感染者がいないことで、前首相がオリンピックを遂行したことで、ワクチンを打ったことで、楽観的になってはいないでしょうか。
夏川氏は、作品を通じて「今も耐えながら頑張っている人たちがいることが伝わってほしい」と思っているとのこと。
第5波が落ち着いた今、第6波が来る前に一人でも多くの方に読んで欲しい一冊です。(清)
☆貸出状況はこちらから↓☆
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■図書館長のご一考願い■ 新型コロナ感染予防のための漢方薬
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漢方に病気を防ぐ発想、すなわち未病を治すということがあるからか、漢方薬でコロナ感染を予防できないかと訊かれることがある。
ネットを見てみると、気虚(ききょ:疲れやすい、エネルギー不足の状態)や気血両虚(きけつりょうきょ:左記に加えて貧血や筋力低下など体の実質も侵された状態)への漢方薬が予防として薦められていた。
確かに疲労困憊していたり、全般的な体力低下があったりすれば、感染症にかかりやすくなるのは、風邪だろうが、インフルエンザだろうが、コロナだろうが同じだし、そのような人に使うのに異存はない(コロナを予防するためなどとは言わないが)。
ちなみに、このような漢方薬は術後の回復促進、老人の筋力低下防止、癌化学療法の支持療法などに投与されているものである。
これを特に体力低下のない人に投与しても有用性はないと思われる。
逆にメタボで余計なもの(脂肪である)を溜め込んでいる人に対しては、漢方治療の原則では、余計なものを捨てる(瀉(しゃ)する)ことが適応となり、上記のような補う薬物は投与しない。
さじ加減という言葉があるように患者の体質、状態に合わせた個別医療である漢方に、画一的な予防薬を期待するのはお門違いであろう。
どういう手段であれ、自らのベストの体調に近づけ、それを維持することがコロナに限らず、あらゆる病気への予防の原点ではなかろうか。(櫻井)
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■編集後記■
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10月号は医学図書館の色合いが濃い内容となりました。
図書館として資料や場所だけでなく、大学の分野に関連した話題を提供してみなさんの興味のきっかけになることも目指したいと思います。
お勧め図書の作者、夏川氏のデビュー作「神様のカルテ」は井の頭図書館で所蔵しています。
興味を持ってくださった方、是非手に取ってみてください。(笹)
ご感想やリクエスト、質問などお気軽にお寄せください。
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