杏林大学図書館ニュース

杏林大学図書館ニュース第37号(2024.6.25)

投稿日時: 2024/06/25 杏林大学管理者
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■□■杏林大学図書館ニュース■□■ 第37号      2024.6.25配信

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□Contents□
■ご挨拶■
■図書館からのお知らせ■
■お勧め図書■
■井の頭分館長のひとりごと■
■編集後記■

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■ご挨拶■
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関東地方はようやく梅雨入りのようです。
ここまで遅いとその後の影響がとても気になりますね。
恵みの雨が降ったら、濡れた木々を時折ながめながら図書館で過ごすのはいかがでしょうか。
足を運んでいただけるきっかけになるよう願いつつ、メールマガジン6月号をお届けします。


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■図書館からのお知らせ■
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・[医学図書館] 換気のための開窓終了
医学図書館で感染対策として実施していた日中の開窓を終了しました。
風雨対策、害虫対策、省エネ対策等の理由です。
窓開け禁止ではありませんので、気になる場合はご自由にどうぞ。

・[医学図書館] 7月3日 Scopusウェビナー開催
抄録・引用データベースScopus(スコーパス)のオンラインセミナーを開催します。
日時:7月3日(水)18:00~(60分程度)
エルゼビア社から講師をお招きし、出版社の立場からジャーナル論文投稿に向けて知ってほしいことを解説していただきます。
事前登録で録画視聴も可能なので、ぜひご参加ください。

・[井の頭図書館] 7月15日は9:00~19:00で開館します
7月15日(月祝)は井の頭キャンパス休日授業日のため、開館時間は9:00~19:00です。
授業の前後にどうぞご利用ください。

・[井の頭図書館] 「20年ぶり!新しくなる日本銀行券」展示
7月5日(金)から9月13日(金)まで新しいお札をテーマとした展示を2F展示コーナーで行います。
総合政策学部の小田信之教授、日本銀行の協力を得てパンフレットや関連図書を展示します。
来館時にはぜひご覧ください。

・[井の頭図書館] 英語版利用案内ができました
井の頭図書館の英語版利用案内をホームページに掲載しました。
利用案内ページからご利用ください。


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■お勧め図書■
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(資料ID:0014406227 / 請求記号:330:Ma43)

皆さんは「お金」と聞くとどのような印象を持ちますか?
良い印象を持つ人もいれば、悪い印象を持つ人もいるでしょう。
お金は私たちが生きていく上で必要不可欠なものです。
しかし、お金に固執しすぎて嘘や詐欺によって手に入れようとする人が一定数います。
おそらく、こういったことでお金に悪い印象を持っている人が多いのではないでしょうか。
悪い印象にも様々な理由があると思いますが、この本を読むことで、お金に対する考え方が少し変わるかもしれません。

皆さんは「マネーリテラシー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
この本では、その「マネーリテラシー」について学ぶことができます。
先ほども述べたように、お金は生きていく上で必要不可欠なものですが、ただ漠然と理解しているだけではマネーリテラシーがあるとは言えません。

第一章「そもそも、『お金』って何?」を読むことで、お金について詳しく知り、お金に対して少しでも好印象を持つことができるでしょう。
第二章以降では投資や保険、年金、税金についても学ぶことができます。
これらの知識も非常に重要で、知っているかどうかでお金に対する印象も大きく変わります。
今後の生活でお金の管理に対する意識が変わるかもしれません。

現在、高校生が学校の授業で「マネーリテラシー」について学ぶ時代になっています。
この本のタイトルには「高校生からのお金の教科書」とありますが、年齢に関係なく必要な知識が詰まっているので、多くの方に読んでいただきたい一冊です。(陸)


☆貸出状況はこちらから↓☆


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■井の頭分館長のひとりごと■ 引き裂かれる世界と図書館の使命
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知的自由とは、検閲や制限を受けずに得た情報に基づいて、市民自身が考え、判断、表現する自由であり、自由民主主義社会の根幹をなす。
これは1948年の世界人権宣言から導き出される基本的人権の一つとされる。
この概念を構成する基本要素は幾つかあるが、その中で最も重要な「情報アクセスの自由」の実現に図書館は中心的な役割を果たしている。
多様な情報源を公平に収集し、これを広く平等に提供するのが図書館の使命とされる為である。(日本では1954年の「図書館の自由に関する宣言」として明文化)

しかし近年の世界では、自由民主主義の退潮と同期するように、この図書館の使命を阻害する動きが目に付くようになってきた。
交戦中のロシアとウクライナにおいては、互いの言語の書籍が排除されている。
一党独裁国家の中国は言うに及ばず、自由であった香港も今やその完全な統制下に置かれ、共産党にとって都合の悪い書籍が図書館から一掃される現代版焚書運動が盛んになっている。
同時に、中国からの強い併呑圧力を受けている自由民主国家の台湾では、中国が仕掛けてくる浸透工作や認知戦への対抗を理由に、図書館における中国書籍の配置について検閲とも取れるような規制が始まっている。
自由民主を体現するはずのアメリカでも、リベラルな価値観と保守的価値観との左右対立が深まり、自らの価値観に抵触する書籍を図書館から互いに排除する運動が起きている。
アメリカと類似した書籍排除の傾向は日本でも散見されるようになりつつある。
また、台湾同様に日本でも、近年強まる独裁国家からの浸透工作や認知戦への対策も徐々に意識されるようになってきた。
政局の左右対立が深まり、中露からの浸透工作が暴かれつつある欧州でも同じ路を辿り得るのではないか。

引き裂かれる世界で、図書館はその使命を全うし続けることができるのであろうか、自由民主主義は存続し続けられるのであろうか・・・。
ひとりごとなのでオチはありません。(総合政策学部 渡辺剛)

参考:日本図書館協会「図書館の自由に関する宣言」


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■編集後記■
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井の頭分館長の渡辺剛教授が未来を憂うひとりごとを寄稿くださいました。
先生のご専門も相まって、社会情勢や国、人種としての価値観に揺さぶられている現在の図書館が見えてきます。
遠い外国の話として読み流すのは危険かもしれません。
私たちはお金だけでなく、あらゆる情報に対する活用能力が必要な時代を生きていることを、あらためて考えさせられました。
杏林大学図書館を利用されるみなさんのご意見もお聞きしてみたいです。(笹)


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