杏林大学図書館ニュース

杏林大学図書館ニュース第2号(2021.6.25)

投稿日時: 2021/06/29 杏林大学管理者
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■□■杏林大学図書館ニュース■□■ 第2号 2021.6.25配信

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□Contents□
■ご挨拶■
■図書館からのお知らせ■
■お勧め図書■
■教員のひとりごと■
■編集後記■

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■ご挨拶■
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 6月も終わりに近づき、雨が多くなってきました。梅雨らしくじっとりとした空気になり、皆様、湿気に悩まされているのではないでしょうか? 当然、図書館も湿気に悩まされております。湿度が上がると、図書館の資料にもカビが生えてしまうのです! 湿度計を睨みつつ除湿器をかけて対応する日々は、空気が乾燥してくる冬まで続きます…。
気候が良くなる日を待ち焦がれつつ、6月のメルマガをお届けします。


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■図書館からのお知らせ■ 
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・学生対象の長期貸出について
下記日程で学部学生対象の夏休みの長期貸出を行います。図書のみで雑誌、AV資料などは対象外です。
現在借りている図書も、更新手続きをすれば長期貸出の対象となります。
返却期限が切れておらず他の予約者がいない場合に限りますので、お早めに確認と手続きをお願いします。

医学図書館・・・
6月23日(水)開始、返却期限は9月17日(金)
井の頭図書館・・
7月15日(木)開始、返却期限は9月24日(金)


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■お勧め図書■
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結婚不要社会 / 山田昌弘著. -- 朝日新聞出版, 2019. -- (朝日新書 ; 717)
(請求記号 : 367.4:Ke29 / 資料ID : 0008082422)

 著者は「パラサイト・シングル」「婚活」を名付けた家族社会学者であり、読売新聞「人生案内」の回答者でもある。まず帯紙の「結婚しない方が幸せ!?」というキャッチコピーに衝撃を受けた。

 経済生活向上と親密性満足の両方を実現させる「近代的結婚」が、産業構造の転換や雇用形態の多様化により格差社会をもたらし結婚を困難にした。また、結婚や出産は個人の自由とされながら、社会は人々の結婚や出産を必要としている。本書ではこの矛盾が別々に追及されるとき、結婚は困難になると同時に不要になると論じている。

 欧米では個人の経済的自立と婚姻関係にとらわれないパートナーとしての「純粋な関係性」を通じて「結婚不要社会」に移行したのに対して、日本では人々が「近代的結婚」へ固執し続けているため「結婚困難社会」に移行している。将来的には日本社会がペットやアニメなどの「バーチャル」な関係によって、「リアル」なパートナーがいなくても親密性を満足させる、欧米とは異なった「結婚不要社会」へ移行する可能性について言及している。

 著者は社会学者の信条として「リアル」と「バーチャル」のどちらの社会がよいかについての価値判断は行わないとしているが、日本では結婚困難が少子化から人口減少という結果をもたらし、様々な社会問題を招来していることを憂えている。同感である。(R)

☆貸出状況はこちらから↓☆
https://v3opac2.kyorin-u.ac.jp/webopac/BB10172288


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■教員のひとりごと■ 図書館から始まったこと
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 中学2年の頃、家の近くに区立の図書館ができた。それから大学に入るまで、休みの日はもちろん、放課後も、3日にあげずとまではいかないが、4日にあげず?通い続けた。学校の図書室も町の書店も、本物の図書館にはかなわない。書棚の本には触り放題、手に取って立ち読み、しゃがみこみ読み、寄りかかり読み、好きなポーズで何時間も足が痛くなるまで本を物色した。2階に行けば机も椅子もあるのだから、そこでゆったり読めるはずなのに、開架の棚の間にいた記憶しかない。

 図書館で何を見つけたのだろう。面白い本、好きな作家、分厚い本が何巻も続く長い、長い物語。どれも図書館の贈り物なのだが、実は本だけに終わらない好物をいくつも味わうことができた。ある時期、図書館がレコードの貸出を始めた。そこで見つけた無名のミュージシャンのLPが気に入って、単身渋谷のライブハウスなるものに出かけたり、買わずに開いた音楽雑誌の企画に応募して作詞を投稿し、ミキシング中のスタジオミュージシャンの間に座らせてもらう機会をもらったりした。本で見つけたジョン・ギールグッドの若き日のハムレットの写真に魅せられて、在日英国人のアマチュア?劇団のシェークスピア劇を(英語では分かるはずもないのに)観に行くような背伸びもした。

 図書館はただ本があるだけではない。そこにはこれからあなたの経験になるような諸々が、まだ始まっていない楽しみが、紙の上に刷りつけられてじっと機会をまっているのではないだろうか。(荒川)


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■編集後記■
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 先月の図書館長に引き続き、今号では井の頭分館長にエッセイをお願いしました。図書館の素敵な思い出を語っていただき、図書館員としてはとても嬉しく思っています。なかなかいつも通りにお使いいただくのは難しいですが、ぜひ、皆様も図書館にお越しください。感染対策をしてお待ちしております。(ゆ)

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